相続問題に強い大阪の弁護士の選び方とその重要性について

大阪には多くの弁護士が存在し、そのなかには相続に特化した専門家もいます。相続に関わる問題は複雑かつ感情的な要素も含んでおり、適切な助言と的確な法的手続きが必要です。

大阪にもたくさんの弁護士事務所が存在しますが、相続に強い大阪の弁護士を選ぶことは非常に重要です。相続に強い大阪の弁護士の選び方とその重要性について詳しく解説していきます。

相続問題とは一体何か

弁護士

相続が発生すれば、どの家庭も弁護士に依頼しなければいけないというわけではありません。

一般的には、相続で問題が生じた際に弁護士に依頼します。相続に関してどのようなときに弁護士に依頼するべきなのか見ていきましょう。

相続とは

相続とは、相続が開始した日から被相続人(死亡した人)が生前に所有していた権利や財産等を譲り受けることを言います。法律上での相続は誰でも相続できるのではなく、配偶者や子どもなど決められた身分関係にある人しか相続できないことになっています。

相続と聞けば、土地や現金、有価証券などプラスの財産がイメージされがちですが、ローンや借金などのマイナスの財産も相続されます。

相続方法の種類はさまざま

土地や財産をそのまま受け取る相続の場合は心配ないと思います。ですが、被相続人にローンや負債があった場合は相続人が相続するかどうか選択しなければいけません。 すべて相続すると、負債が発生してものすごく損をすることもあります。マイナスの財産があっても損をしない方法があるので詳しく見ていきましょう。

単純承認について

この方法がよく知られている一番簡単な方法です。土地や財産などプラスの相続だけでなく、借金などもそのまま相続する方法がこの方法になります。プラスの相続分よりもマイナスの相続分が多い場合、この方法を選択すると損をする場合があります。ただ、裁判に申告する必要がないので手間と時間がかからない方法です。プラスの財産の方が多い場合はこの方法を選べば問題ないでしょう。

限定承認について

この方法は、被相続人(死亡した人)の財産が総合的にプラスなのかマイナスなのかわからない時に有効です。被相続人に大きな負債があった場合でも、被相続人の財産から弁済すればいいので、相続人の財産から支払う必要はありません。しかし、裁判所への各種手続き行わなければならず、時間と費用がかかります。相続をするこが分かってから3か月以内と期限も決められているため、早急な対応が必要な方法です。

相続放棄について

相続放棄は、相続全体をしないという方法となります。自身にとってメリットのある財産も負債等のマイナスの財産も、すべての相続を拒否するといった場合に有効です。

相続放棄をする場合も裁判所への申請が必須です。限定承認と同様に、相続をすることを知ってから3か月以内と期限が定められており、申請して裁判所の承認を得なければいけません。

一般的な相続の方法について

相続において、家族間で争いがない場合は弁護士に依頼する必要はないです。被相続人(死亡した人)と話し合いをして相続の詳細を決めていて、相続人の間で争いがない場合は弁護士に相談しなくてもよいです。

しかし、あらかじめ相続の詳細を決めていても、いざ相続するとなると、関係が悪くなるということも多々あります。

遺産分割協議や遺言書で相続分が決定しない場合は相続の専門の弁護士に依頼することが望ましいでしょう。

相続専門の弁護士に依頼する重要性とは?

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大阪での弁護士の数は2018年度では4562人(日本弁護士連合会調べ)になります。大阪では弁護士の数が多いです。ですが、相続を専門としない弁護士もたくさんいます。相続問題を解決するにあたり、なぜ相続に強い弁護士を選ぶべきなのか2つの理由があります。

相続の法的知識と経験の必要性について

弁護士の仕事の幅は広く、多岐にわたる専門分野に別れています。どの弁護士でも遺産分割の依頼を受けることができますが、企業法務を専門としている弁護士の方ですと、相続に関する最新情報を知らず、手続きに時間がかかる可能性があります。相続を専門としていない弁護士事務所では遺産分割の依頼を断るところもあります。

相続手続きの複雑さについて

相続手続きは複雑なので、相続に強い弁護士でなければスムーズに作業が進まない可能性があります。弁護士の相続の仕事として、相続人の確認や財産の確認、名義変更や相続方法の決定などたくさんの作業を必要とします。

弁護士の基本的な相続の仕事の流れは以下のようになります。

相続の流れ

遺言書の確認

相続人の調査と確認

財産の確認

相続方法の決定

遺産分割協議書の作成

遺産の名義変更

相続税の申告と納税

これらの手順の複雑さと手間から相続の依頼を断る弁護士もいます。依頼をする場合は、スムーズかつ正確に業務をこなしてくれる相続に強い弁護士に任せるのが、安心です。ですので、相続に強い弁護士かどうかを調べ、弁護士を選んでいく必要があります。

相続問題に強い大阪の弁護士の選び方

大阪には弁護士事務所が2018年度ですが1976箇所もあります。(日本弁護士連合会調べ)相続に強い弁護士かどうか選ぶ方法には次のような方法で調べられます。

弁護士の実績と経験年数を確認する

実績を確認することでその弁護士がどれだけ相続に関わってきたか確認することができます。弁護士事務所のHPなどを確認すると、相続の解決実績を記載しているところがあります。件数を確認することで、その法律事務所が相続の専門に強いか確認することができます。

また、弁護士としての経験年数も参考になります。弁護士の経験年数が長いと、相続の依頼をたくさん受けている可能性があります。相続の解決実績と弁護士の経験年数をHPで確認することをおすすめします。

弁護士の評判を確認する

弁護士のHPを確認するだけでなく、利用者の口コミも確認することをおすすめします。弁護士のHPに記載されている内容をちゃんと行ってくれるか、当事者の声を聞くことで安心して依頼することができるでしょう。

依頼したい弁護士事務所のHPの口コミの調べ方としては、Googleマップの口コミ、近隣の利用した住民の口コミが参考になります。ただし、すべてを鵜呑みにするのではなく、参考程度に確認しておきましょう。

対応の早い弁護士を選択する

質問などに対し、すぐに対応してくれるかどうかも重要です。すばやくレスポンスを返してくれる弁護士はその仕事について慣れていることがわかります。対応の早いかどうかを基準として選ぶのも大切です。

相談者にも不利な情報を教えてくれるかどうかを確認する

相談者にとって不利な情報を教えてくれる弁護士を選ぶことも大切です。相談者にとって良い点しか伝えない弁護士だと、その後上手くいかなかった時トラブルになる可能性があります。依頼する前からリスクなどを詳しく説明してくれることで、後のトラブルを回避し、安心して依頼することができます。メリット・デメリットの両方を教えてくれる弁護士を選びましょう。

まとめ

弁護士

相続問題を解決したいときは、弁護士の中でも特に相続に精通する専門の弁護士に依頼することが重要です。相続問題が生じると、長期にわたり解決できなくなり、問題が大きくなる可能性があります。大きな問題に発展する前に弁護士に相談し、素早い解決をすることが望ましいです。